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2021.1.16 更新

<重賞データ分析コーナー>
*前日予想と違って、不定期だがほぼ毎週出走馬確定前に行っているMの次週重賞データ分析コーナー。
 前週のデータ分析を回顧し、当週の重賞を過去数年にわたってデータ分析しています。
出走馬確定前に分析しているので、今回の出走馬ではなく、あくまで近年の連対馬、人気で凡走した馬のステップを解析し、そのレースの質(特徴)を読み解くと同時に、Mにおけるデータ分析手法の実践を通し、その習得を目指したコーナーになります。

新たに編集S君の予想と、それに対する今井氏のワンポイントアドバイスコーナーが付いて、重賞分析がさらに使いやすく、増量パワーアップ!


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京成杯データ分析


編;万馬券が2レース当たったりと、馬券的には良いスタートでしたね。日曜準勝負レースの朱竹賞で単勝9.9倍の本命が勝って馬単15200円の万馬券が5点目的中、月曜は尾頭橋特別で単勝8.1倍の本命が勝って3連単36920円の万馬券がズバっと2点目的中ですね。ここのところずっと、ほぼ隔週で得意の万馬券3点目以内が当たってるんで良いですよね〜。5点目以内の万馬券だと、だいたい毎週当たってる感じですし。

今;準勝負レースが多かったのは、やや不完全燃焼だったけどね。

編;日曜の準勝負レースは確かに凄かったですよね。他に中山7Rでも9820円のほぼ万馬券とかいろいろ当たってましたし。勝負レースは、本命が3着での3連複が多かったですね。

今;あと重賞は行く馬が読めないスローっぽいレースが多くて絞れなかったね。万馬券が当たった2レースも、98倍が当たったレースも、行く馬がいての多頭数だったからね。ああいうレースだと、当たるときは論理的に万馬券を当てられるわけだけど、行く馬がいないレースは、騎手の位置取りショックが自由自在なんで、論理的には誰も詰められないよ。単なる運試しだよね。

編;万馬券が当たった朱竹賞は、ストレスの出やすい、前半33.3秒の超ハイペースでしたね。

今;いつも言うけど、ハイペース差し競馬の場合は、差し馬よりも差しに回る位置取りショックの方がより効果的になるよ。だからポイントはロンギングバースが差しに回るかどうか、そこに掛かっていた。

編;「好位差しの位置取りショックなら」という解説で、しっかり差しに回って完勝でした。

今;この位置取りショックは論理的に読める奴だよ。未勝利のときは前に行ったけど、敢えてスローの東京で2走前に3番手に下げたから。つまり、差しを覚えさせようとしていることは明白で、しかもそれで2着と結果を出したんで、今回も無理には追いかけないのが普通だ。騎手が自然体で競馬をすれば、ここはハイペースなんで自然に好位からになる。つまり自動的な位置取りショックの完成だ。僕の位置取りは無理な注文はしないからね。その馬の心身状態で、ごく普通に取れる位置を取れば良いのが基本だから。で、スタートは「無理に追いかけるな!」って念じてたら、「あれれっ」て、画面から消えちゃったよ(笑)。ほぼ最後方の位置取りショックだもんね〜。それはさすがにやり過ぎ、恐らく敢えて無理に下げちゃったんだと思って、さすがに焦った。ところが、速報ラップが33秒前半と出たからね。もう、勝ったと思ったよ。あのラップであのステップなら、敢えて控えたんじゃなくて自然にあの位置になったはず。躓いたのもあるけどね。それなら、あれだけのハイペースだと、まさに騎手が何もしないで差してくる。これが所謂「自然な位置取りショック」、しかも陣営と考えを共有しているという、一番論理的に詰めやすく、かつ当たりやすい位置取りショックの形になるよ。

編;で、差し切り勝ちでした。対抗の6番人気だった馬が4着だったのは悔しかったですけどね〜。あれが3着なら3連複の300倍近くも当たってたんで。

今;あれはダートから芝にしては下げすぎたね。あれも出遅れたのもあるけど。そんなに上がりを出せるステップではないから、3着馬の位置くらいの位置取りショックだったら良かった。いずれにしても勝ち馬が短縮ショッカーで、2着が逆ショッカー崩れ、3,4着がダートから芝という、如何にも激戦になったときの、M的な分かりやすい結末だったね。やっぱり、ハイペース激戦に限るよ。しかもこのレースは本命の馬体重も文句なかったから。

編;98倍が当たった7Rは、本命が18キロ増でしたね。

今;あれはもうそんなに買う必要はないよ。間隔開いた明け4歳のS系先行馬だから増えていても走るときは走るけど、18キロでは怖いね。この間も話したように、この時期はある程度増えてくるのは仕方ない面もあるんだけどね。特にステージ鮮度さえあれば、致命傷にならないことも多い。ただ、やっぱりあんなに増えてなかったら勝ってて、馬単の170倍も当たってたろう。これは逆にハイペースでも前の2頭で当てたように、脚質とは関係なく、行く馬がいて騎手が余計なことをしなければ、理詰めで当てやすいということだよ。

編;369倍が2点目的中の尾頭橋も、ハイペースでしたもんね。

今;これは行く馬が相当多かったからね。誰が考えてもハイペース。だから普通にストレスがなくステージ鮮度の高い馬を3頭選んで、その3頭で独占したという単純な話だった。2キロ増えていたけど、この正月変則開催でS系の2キロ増なら、キレ勝負にならず、ハイペースの消耗戦にさえなれば我慢出来る範疇ではあるね。ハイペースで摩擦がある馬場の場合は理詰めで絞りやすいし、ストレスのある馬は走れなくなるから、やっぱり騎手の判断とかの運に頼ることもなく、理詰めで3点目以内とかで万馬券は当てやすいよ。各々の騎手が自然体で乗ってさえくれればだけど。中京ダートは暮れの開催ではやや軽い質になっていたんでどうかと思ったんだけど、寒さが厳しくなったからか、馬場がよりタフになって、レース質も妙に重くなったよ。せっかくタフな馬場で掴んでた阪神のダートが終わってどうかと思ったけど、この馬場を継続してくれるなら、まだまだ随分と稼げそうだね。

編;そういえば僕、すばるSの12,13のワイド取ったんですよ。

今;そうなんだ。凄いじゃん。

編;今井さんの上位3頭、全部7番人気以下の人気薄でしたから美味しいと思って。本命がかなり入れ込んでて8キロ増なんで、ボックスのワイドくらいが良いかと(笑)。

今;確かに12番の方は、むしろ好調だったときの馬体重に戻っただけだったね。あのレースは、テイエムサウスダンが差しに回る位置取りショックを仕掛けてくるところが、難しかったね。

編;シンザン記念は2番人気の本命、8番人気の対抗とも来ましたが、福永に逃げられちゃってワイドでしたね〜。中山金杯とほぼ同じで、上位に挙げた人気薄3頭を含む5頭が6着以内を独占はしたんですが。

今;あれはまさに行く馬のいない不確定性が出たレースだったよ。前に行く位置取りショックが有利なのは分かるけど、何が行くのかは全く分からない。行く気になればあの行く馬がいないメンバーなら、ほとんどの馬が行けるだけにね。

編;福永も全頭解説のあるコンビニプリントとかでは、「前に行く位置取りショックなら」で、本当に逃げちゃいましたもんね。

今;外枠でいつもと同じ差しを選択してたら、差し馬の距離延長の外枠なんで5着くらいだったろうから、3連複も恐らく1点目的中だったとは思うけどね。福永が突然、延長で逃げの位置取りショックなんてM的なことをしてくるとは読めなかった。なんか彼も最近ベテランの域に達してきて、横山典みたいにゲリラ的な位置取りショックをするようになっちゃったのかなぁ。だとしたら、これはまた騎手の不確定要素が増えて嫌だよね〜。

編;坂井が今井さんの指定通り、逃げてくれればそれで良かったんですけどね。

今;控えたらキレ負けして勝てないことくらい、前走で分かりそうなもんだけどね。あんなにじんわり先行するんじゃなくて、この馬の場合はスタートからびっしり仕掛けて強引に逃げないと駄目なステップだよ。2,3着じゃなくて勝ちたいんならだけどね。ただこれは僕の計算ミスもあって、坂井は前走の走りで満足してたんだろうね。GTで好走出来たから。だからそれ以上を目指すようなアクションはしなかった。前走のイメージのまま乗っちゃってたよ。その辺が、彼の意識を読み切れなかったね。この開催の芝は逃げたら有利で、追いかけた方が不利になるからね。分かりやすいのは、月曜の中京最終だったよ。

編;あれは本命が、今井さんの言った通りに逃げたら圧勝でしたよね。

今;出遅れたのにはビビったけど、強引に押して逃げたからね。あの馬の場合は、ここ数戦が控えていまいちで、陣営も「もっと積極的に乗らないと」みたいなコメントも出してたから。あれは陣営と思惑が共有できる、つまり騎手の思いつきに依存せず、論理的に読める位置取りショックなんで、一番当てやすいやつだね。陣営からああいう強いメッセージがなければ、恐らく藤岡は出遅れた瞬間に好位差しに作戦を切り替えてたから、4着くらいだったろう。あれだけ強いメッセージを受け取ってれば、出遅れたらもう焦って仕掛けるしかないからね〜。無理にでも逃げれば残れるステップであり、メンバーだったんで楽勝だった。位置取りショックをM的なタイミングに合わせてしっかり実行すれば、相当強烈だというのがよく分かる、教科書的なレースだったよ。シンザン記念の福永とほぼ同じステップ、タイプだったしね。

編;あと、フェアリーSは逆に、押さえればという解説の大野が、追い込み競馬を2番手に行っちゃいました。

今;あれは仕方ないよ。それまでのレースが、内が固められて前残りだったからね。僕が乗っても仕掛けちゃう。パドックは、相当入れ込みがきつくて、押さえも利かなそうだったしね。ただ、他の騎手もみんなそう思って、激しい捲り合いになっちゃったんで、ああなるとさすがに追い込み競馬になるよね。あのレースも行く馬がいなくて、逆にみんなそれを意識しすぎたというレースだった。いずれにせよ、行く馬が全くいないレースは、騎手の思い一つで展開ががらりと変わるから、理詰めで3点以内で万馬券とかは難しくなる。騎手にお祈りしとかないとだよ。

編;今週も3点目以内の万馬券を当てて貰いたいですが、今年は京成杯の登録が珍しく多いみたいですし、こちらのデータ分析でお願いしましょう。昨年は、新馬勝ち後の7番人気クリスタルブラックが勝ちました。1800m以上の新馬戦勝ち馬はどうなっていますか?

今;19頭中6頭が3着以内だよ。来た6頭中5頭が前走3番人気以内で、このタイプだと12頭中5頭が来ている。ただこれに該当して来なかった人気馬もいるし、6番人気で勝って今回走った馬もいるから、それほど重要な要素でもないかな。位置取りで分けると、前走3角5番手以内だと12頭中4頭が3着以内。このうち中山の芝だった馬だと4頭中1頭が3着以内とやや率が落ちて、唯一来た馬は4角で5番手だからそんなに先行でもなかった。S質を刺激しすぎていない方がベターな感じだね。ただ今回3角2番手以内になった馬は3頭中2頭が来ているから、相手強化でも行ける頑強な先行力がある馬なら怖いよ。前走3角6番手以降だと、7頭中2頭が3着以内。来たのは逆に内回りの中山だった。広いコースで新馬を差しだとやや活性化が弱いからね。まぁ来た2頭は前走3角10番手以降と追い込みだったんで、余計に活性化は重要だったということもあるけど。あと今回は3角10番手以降だったよ。一気の相手強化で前に行く位置取りショックだと、心身に負荷は掛かるから。それと前走の脚質に関わらず、来た馬の今回の位置取りは3角2番手以内が2頭と、3角9番手以降が3頭。普通に好位から競馬をして来たのは1頭だけだった。一気の相手強化だから、出来れば馬群の外から競馬をして心身負荷を減らした方が良いね。

編;2着のスカイグルーヴも新馬2000m勝ちでした。

今;1着馬は追い込みだったけど、こっちは2番手で、共に今回集団の外から競馬をしたタイプだったよ。

編;3着のディアスティマは1勝クラスのエリカ賞3着後の6番人気でした。

今;芝の1勝クラスで連を外した馬は、26頭中2頭が3着以内だね。来た2頭は前走3着だった。ただあわやの4着には前走7着と8着馬もいるから、凡走馬も穴で一応注意だね。来た2頭は、前走2000mで2番人気。人気を裏切って疲れのない馬だった。ただこれも4着には前走人気薄の馬が来ているけど。それでもその4着馬は、2頭とも前走で人気より着順が悪かったんで、力を出していなかったのは同じだったよ。それと前走は4角で11頭立ての8番手まで下がった馬と、1角から3番手だった馬。やっぱり巻き返しステップだけに極端な脚質で凡走した馬の方が確率は高いだろうね。あと来た2頭は稍重の年で、道悪の年は5頭中3頭が4着以内に好走している。巻返しステップだけに、特殊バイアス時も注意したいね。

(続く)

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